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生まれたての写真ブログ

山陰散歩 Part Ⅲ

今回はお伝えした通り、二十世紀梨っこ館から開始です。

とっとり賀露かにっこ館を後にし、向かったのは二十世紀梨っこ館。実は鳥取県は梨がとても有名なのだそう。梨好きの自分にとっては堪らない場所です。

出迎えてくれたのはとてつもなく大きな梨の木。これは作り物ではなく、実際に実をつけていた本物の梨の木です。直径は約20mで、根は地下5mまで伸びており、なんと1年間で4000個もの実をつけたそうです。

屋外スペースには梨の木だったり、館内に様々な種類の梨の展示や食べ比べできる場所があったりと、そこまで広くはないですがギュッと詰まっていて見応えがありました。

なしっこ館を見た後は、すぐ近くの倉吉の街並みゾーンヘ。倉吉といえばその名の通り蔵の街。鳥取駅から40kmほどでアクセスもよく、気軽に古い街並みが楽しめるとても良いスポットだと思います。

訪れた時点でもう夕焼け空。西日差す街並みはとても美しく輝いていました。

めめめめめめめうめう♪倉吉はひなビタの聖地でもあります

晩御飯の時間なので、少し駅方面へ戻ってラーメン幸雅さんへ。旅先では地のものをということで牛骨ラーメンを頂きます。豚骨ラーメンはよく聞きますが、牛骨ラーメンは聞いたことがなく、一体どんな味がするのか楽しみです。

牛すじ丼セットを頂きました

懐かしの味とあるように、この辺りの方には馴染み深いものなのでしょう。私は初めて食べましたが一瞬で虜になりました。とにかく、油がいい意味で濃く、力強い味付けになっており、スープの上澄みを掬うとこれでもかというほどの油を飲むことになります。毎日食べたら体に悪そうですが、たまに食べたくなるような印象に残る味がしました。

さて、腹ごしらえを終えて、もう日が沈みきっていますがもう一箇所観光しに行きます。Part1で書きましたが、普段レンタカーを使わない自分が今回使ったのは、次の目的地に行くためです。ではいざ出発。

道は山に入り峠道。こんなとこだともしかしたら…と思いながらゆっくり目に走っていると…出会いました。

車を停めてスマホを取り出せるくらい逃げる素振りなしでした…

こっちがクラクションを鳴らしてもお構いなし。きっと慣れているのでしょう。横を抜けながら先を急ぎます。 すれ違う車よりも先ほどの猪一家の数の方が多い道を走り、到着したのはここ、佐治アストロパークです。

予約をすれば天体望遠鏡を使って星々を見せて頂けるそうなので、天体が好きな自分はウキウキで予約し、天気に恵まれることを祈り、その祈りが通じたのか月は輝いているものの、雲一つない綺麗な夜空となりました。

館内の展示も見応えアリです
観測に使った望遠鏡がこちら。すごく…大きいです…

この日の予約は自分1人と言うことで、一時間の間館長さんと望遠鏡を独り占めして天体観測を楽しませてもらいましいた。写真には残せませんでしたが、地球の外側の惑星である、火星・木星・土星・天王星・海王星、アンドロメダ銀河やはくちょう座のアルビレオ、日本ではすばるとも言われるプレアデス星団など、本でしか見たことのない天体をこの目で見ることができ、とても満足できるものでした。 上記の星々の写真は撮れなかったものの、館長さんがこんなこともできるんですと見せてくださったのがこれです。

望遠鏡越しに月を映し出す粋な計らいをしてくださいました。これで追加料金が300円というのはあまりにも安すぎる、と感じたのでその分お土産を沢山買いました。 天体が好きな方なら是非とも訪れてみてください。私も鳥取県に行く際は再び訪れようと思っています。

この時点で夜の9時を過ぎ、宿のある鳥取駅前へ。10時過ぎに宿に到着し、長かった1日目もこれでようやく終わり、睡眠をとって旅は2日目になります。

鳥取県内の道路はとても運転しやすかったです。ただ唯一びっくりしたのは黄色信号がとても多いこと。関東ではあまり見かけない方式だったので、やはり遠くへ来たんだなという気持ちになりました。

明日は鳥取県内の散策からです。

今年の投稿はこれで最後になります。年明け一発目は旅行記事か、別の記事を挟むかもしれません。次回も、来年も、よろしくお願いします。