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写真メインの散歩と旅ブログ

宮崎鹿児島旅行 Part Ⅵ

本日は旅行4日目。昨日の終わりに飛行機に搭乗したところからスタートします。

飛行機の機内から
Sony α7R2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ

まずは、結局ここはどこなんだいと言うお話ですが、ここは

屋久島の案内板
Sony α7R2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ

屋久島です。Part1に書いた、以前から訪れてみたかった場所というのがこの屋久島です。縄文杉の荘厳さ、まるでもののけ姫の舞台のような、深い木々に覆われた自然。そういったものを求めてやってきました。

泊まった宿の前岳荘さん
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 登った翌日の朝に撮った前岳荘さん

今回宿泊させていただいたのは、屋久杉自然館からそう遠くない民宿前岳荘さん。とはいえ朝はとても早く、前岳荘さんを後にしたのは朝4時10分でした。いつもならぐっすり寝ている時間です。 眠い目をこすりながら屋久杉自然館へ向かうバスに乗り、そこからバスを乗り換えて登山口へ。登山口へ到着したのは6時15分ごろ。まだ辺りも暗い中、手にしたライトを頼りに歩みを進めていきます。

案内板
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 歩き始めてから1時間30分ほど。ようやく雨が上がり明るくなり始めてきました。

黙々と歩き進め、天気があまり良くないのも相まって、カメラを構えだせるようになったのは8時前。幸い体力には自信があるので、足元は悪いですが着々と進んでいきます。

登山中の様子
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ

この縄文杉登山でいくつも感動する点があったのですが、最初に感じたのは、「もののけ姫の舞台」というワードは、誇張でもなんでもなかったんだということです。進んでいくうちに、周りに人の気配が感じられず、ただただ深い森の中に一人きりで、雄大な自然に囲まれている感覚だけがあり、言葉では表せない「もののけ姫感」を感じることができ、とても感動しました。

途中の屋久杉
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 割と登り始めですが、立派な屋久杉が生えています。
足元
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 木の根が蔓延る地面。ここは人間ではなく、自然が優位な場所なのだと、再認識させられます。

そしてもう一つ、道中の屋久杉たちも、ただ名前が付けられていないだけで、立派な屋久杉が点在している点も目を惹くポイントです。3本の屋久杉が身を寄せ合うように聳え立っていたり、自然の階段かのように根が張り巡らされているものだったり、縄文杉だけを事前リサーチしていた私にとって嬉しい誤算と言えるくらい、道中の見どころがたくさんありました。

3本の屋久杉
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ

登り始めから3時間少し。ようやく縄文杉を眼前に捕らえることが出来ました。

縄文杉遠景
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ

とても荘厳な佇まいで、見に来ることが出来てとても満足しています。とはいえ、この写真からも分かるとおり、天候はいいものでは無く、実際目の当たりにしたときは、感動したのはもちろんですが、それと同時に寒かったのでようやく下山を始められるという安堵感もありました。縄文杉から少し行ったところの簡易山小屋のようなところで早めのお昼を食べ、縄文杉を後にします。

縄文杉を先ほどよりも近くから
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ さっきより少し寄ったところから。当時は天気も微妙で登りにくいし縄文杉は全部はっきりとは見えないしで、正直良い写真には見えませんでしたが、いま改めて見ると荘厳さが増したような感じで、これもまた味なのかなと思えるようになりました。
ゴツゴツした幹
Canon 1DX2 + LAOWA 100mm F2.8 望遠レンズで撮影。幹はゴツゴツしており、途方もない樹齢の片鱗が見てとれます。

山を降りるにつれようやく天候がよくなり、ウィルソン株に着くころには太陽がうっすらと見え始めていました。

ウィルソン株のハート
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ ウィルソン株から見える有名なハートマーク

そして下山しトロッコ跡まで戻ったあたりで光が差してきました。今まで曇り空だったのでとても感動するものが見れました。

日が差した山の中
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 雨上がりの空から差し込む太陽の光は、まるで絵画のような美しさを醸し出してくれました。

もっと沢山載せたい写真はあるのですが、屋久島へ行き、直に目の当たりにする楽しみを削いでしまうのも避けたいので、縄文杉登山の写真はこれでお終いにしようと思います。縄文杉登山は簡単だとは言いませんが、しっかりと準備をすれば登れるはずです。普段の日常ではお目にかかれない美しさが、この地にはあります。興味がある、この記事を読んで興味がわいたという方はぜひ、縄文杉登山にチャレンジしてみてください。

そして下山後はそそくさと宿へ戻り、朝早かったので少し昼寝をして、夜に備えます。屋久島の夜でやってみたかったのがこの、

屋久島の星々
Sony α7R2 + Canon EF16-35mm F4

離島で星空を撮ることです。日中の天気が悪かったので一時はどうなるかと思いましたが、夜は雲もなくばっちり満天の星空を満喫することが出来ました。

カシオペア座
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 中央のくずれた「M」のように見えるのがカシオペア座
はくちょう座とこと座
Canon 1DX2 + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 中央を十字のように結んではくちょう座。右下の方に見える大きく輝く星がこと座のベガ。

とても美しい星空ですが、特に変わった場所ではなく、宿から歩いて5分ほどの場所でこの美しさなので、離島の星空の素晴らしさを身をもって感じることが出来ました。

今日1日の満足感は半端なかったです。その満足感を抱えながら眠りにつきます。明日の帰りの便は夕方なので、もう少しだけ屋久島散策をして帰ります。ではまた次の記事で。