本日は旅行4日目。昨日の終わりに飛行機に搭乗したところからスタートします。
まずは、結局ここはどこなんだいと言うお話ですが、ここは
屋久島です。Part1に書いた、以前から訪れてみたかった場所というのがこの屋久島です。縄文杉の荘厳さ、まるでもののけ姫の舞台のような、深い木々に覆われた自然。そういったものを求めてやってきました。
今回宿泊させていただいたのは、屋久杉自然館からそう遠くない民宿前岳荘さん。とはいえ朝はとても早く、前岳荘さんを後にしたのは朝4時10分でした。いつもならぐっすり寝ている時間です。 眠い目をこすりながら屋久杉自然館へ向かうバスに乗り、そこからバスを乗り換えて登山口へ。登山口へ到着したのは6時15分ごろ。まだ辺りも暗い中、手にしたライトを頼りに歩みを進めていきます。
黙々と歩き進め、天気があまり良くないのも相まって、カメラを構えだせるようになったのは8時前。幸い体力には自信があるので、足元は悪いですが着々と進んでいきます。
この縄文杉登山でいくつも感動する点があったのですが、最初に感じたのは、「もののけ姫の舞台」というワードは、誇張でもなんでもなかったんだということです。進んでいくうちに、周りに人の気配が感じられず、ただただ深い森の中に一人きりで、雄大な自然に囲まれている感覚だけがあり、言葉では表せない「もののけ姫感」を感じることができ、とても感動しました。
そしてもう一つ、道中の屋久杉たちも、ただ名前が付けられていないだけで、立派な屋久杉が点在している点も目を惹くポイントです。3本の屋久杉が身を寄せ合うように聳え立っていたり、自然の階段かのように根が張り巡らされているものだったり、縄文杉だけを事前リサーチしていた私にとって嬉しい誤算と言えるくらい、道中の見どころがたくさんありました。
登り始めから3時間少し。ようやく縄文杉を眼前に捕らえることが出来ました。
とても荘厳な佇まいで、見に来ることが出来てとても満足しています。とはいえ、この写真からも分かるとおり、天候はいいものでは無く、実際目の当たりにしたときは、感動したのはもちろんですが、それと同時に寒かったのでようやく下山を始められるという安堵感もありました。縄文杉から少し行ったところの簡易山小屋のようなところで早めのお昼を食べ、縄文杉を後にします。
山を降りるにつれようやく天候がよくなり、ウィルソン株に着くころには太陽がうっすらと見え始めていました。
そして下山しトロッコ跡まで戻ったあたりで光が差してきました。今まで曇り空だったのでとても感動するものが見れました。
もっと沢山載せたい写真はあるのですが、屋久島へ行き、直に目の当たりにする楽しみを削いでしまうのも避けたいので、縄文杉登山の写真はこれでお終いにしようと思います。縄文杉登山は簡単だとは言いませんが、しっかりと準備をすれば登れるはずです。普段の日常ではお目にかかれない美しさが、この地にはあります。興味がある、この記事を読んで興味がわいたという方はぜひ、縄文杉登山にチャレンジしてみてください。
そして下山後はそそくさと宿へ戻り、朝早かったので少し昼寝をして、夜に備えます。屋久島の夜でやってみたかったのがこの、
離島で星空を撮ることです。日中の天気が悪かったので一時はどうなるかと思いましたが、夜は雲もなくばっちり満天の星空を満喫することが出来ました。
とても美しい星空ですが、特に変わった場所ではなく、宿から歩いて5分ほどの場所でこの美しさなので、離島の星空の素晴らしさを身をもって感じることが出来ました。
今日1日の満足感は半端なかったです。その満足感を抱えながら眠りにつきます。明日の帰りの便は夕方なので、もう少しだけ屋久島散策をして帰ります。ではまた次の記事で。