Canonyilm

生まれたての写真ブログ

カメラ紹介 前段 Part2

前回のカメラ紹介の続きから。前は経歴を語って、人物写真と巡り合いカメラにのめり込み始めたところまで書きました。その続きです。(追記:結局長くなってしまった&カメラ紹介は1記事で思いっきり書きたいので今回も自分語りになりました・・・申し訳ないです。)

友人のお供で行った痛車イベントでコスプレ撮影なるものを知った私は、Twitterを駆使し、イベントに行ったり、知り合った人とスタジオで撮影をしたりと、撮影を楽しんでいました。 ところが半年ほどたったころ、自分の腕がまだまだなのは分かるけど、どうしても他のカメラマンが撮った写真の綺麗さには程遠いと感じ、何が違うのか調べたら・・・分かりました。そう、彼らは「単焦点レンズ」なるものを使っていたのです。 気が付いたのは冬のボーナスの時期、手元にある現金、抑えられない「単焦点レンズ」の誘惑。いつの間にか私の足はヨ○バシカメラに踏み入れ、気が付いた時には「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」、つまりはあの「単焦点レンズ」が手元に!!! その場で開封し、いざ実写

この背景のボケと際立つ立体感を見た瞬間、理解しました。「単焦点レンズは正義なんだ」と(個人的見解です)。とは言え石油王でもない私は頭をひねります。どうすれば安く単焦点レンズを買えるのかと。そして行き着いたのが、

Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm

オールドレンズでした。最初に選んだのはオールドレンズ名玉の一つともされる「Carl Zeiss Jena MC Flektogon 35mm F2.4」です。評判も良く知名度もあるため、オールドレンズの中では値は張る方ですが、現代レンズの数分の一の値段で買えるにも関わらず、コストからすれば十二分な画を提供してくれました。いずれ手持ちのオールドレンズ達も紹介できればと考えています。

そこからしばらくした後、ある決心をします。今流行りのミラーレスに手を出そうと。時はミラーレスへの移行期でSonyが一歩先を行き、α7R3が発売され少し経つ時期、新型でなくても十二分だろうということで中古のα7R2を購入しました。オールドレンズの購入によりレンズの数が増えていた私は2台目のカメラ購入によりさらなる自由を得ました。そう、2台のカメラをぶら下げることによってレンズ交換の回数を飛躍的に低下させたのです!!

Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm(おそらく)

写真は手元に届いてから1週間ほどしかたっていない時期のものですが、オールドレンズ母艦の名に恥じぬ使い心地で、これはいい買い物をしたと思ったものであります。購入から約5年ほど経った23年1月においても、現役バリバリで素敵な写真を量産してくれる頼れる第二の相棒でもあります。

そこからしばらくは金銭感覚がバグり、写りが良いからとにかくそろえようの精神で、2年ほど掛けオールドレンズを2本ほど、現代レンズのCanon EF16-35mm F4L、Canon EF35mm F1.4L Ⅱ 、Canon EF135mm F2L (いずれも中古)、SONY FE 85mm F1.8を買い漁りました。レンズは資産ボディは消耗品とも言うように、とにかく資産にも実用品にもなるレンズを一通り揃えることに必死でした。中でも一番高価でお気に入りなのは「Canon EF35mm F1.4L Ⅱ」です。中古で約18万円と目が飛び出るものでしたが、様々な焦点距離の中で35mmが自分に一番しっくり来たので、35mmは妥協したくないと思って思い切って買ったものです。

Canon5DMark3
Snoy α7R2

このレンズはCanonが17年の時を経てⅡ型へモデルチェンジしたものであり、その写りは「感動」の一言に尽きました。ピント面の美しさ、立体感、ボケ、絞り解放の解像感に至るまで、どれを取っても文句のつけようのない一品でした。

これだけボディもレンズもそろえれば、後はとにかく写真を撮るだけ。そこから2~3年の間は機材は増やさず、ひたすら腕磨きの修業を続けました。でも、写真に触れる以上、色々な機材が欲しいという野望がなくなることはありません。その中でも、FUJIFILMの色には惹かれるものがあり、コンパクトなボディもいいのではないかとの思いから、X-Pro2を購入しました。

写りや色味はとても良いものでしたが、買って使ってから気が付いたことが・・・。それは、自分はカメラにコンパクトさは求めていないこと、その頃にはRaw現像をしており、どれだけ良い撮って出しも自分好みドンピシャの現像ではないということでした。一番最初の記事で「タイトルのCanonyilmは自分が持ってるカメラを~」と書いたのですが、今現在はFUJIFILMのカメラは手放しております。いずれまた所有できればとは考えています。

ではX-Pro2はどこへ行ったかというと、下取りとしてCanon 1D X Mark Ⅱの購入資金の一部となりました。1DX2購入のきっかけとしては、5D3が傷だらけでマルチセレクターも取れてしまい、使用年数的にも新しくしてもいいかと思い中古カメラの相場を見ると、一世代前の1DX2なら20万円そこそこで買えるらしく、いつかは1Dシリーズをと前から思っていたので下取りも含めて思い切って買ってしまいました。ようやく長い旅路を経て、現在の相棒へと至りました。

Canon 1D X Mark Ⅱ + Canon EF35mm F1.4L Ⅱ

ですが、5D3から画質が大きく変わったかと言えばそうではないと感じます。それが意味するのは、1DX2が微妙なのではなく、5D3がかなり良い画を出してくれることを意味しています。とはいえ、両者を使った私が感じるのは、カメラ自体の信頼感の違いです。AFの迷いの無さ、ピントの正確さ、シャッターユニットの信頼性など、一つ一つにこだわっているのが流石プロ仕様機なのだと感じます。現在購入してから半年が経ち、ようやくしっくり来て、相棒と呼べるようになったところです。

長い自分語りになりましたが、ようやく前段を終えられます。今度こそ、カメラの紹介記事を書きますので、みなさまぜひ、この次もよろしくお願いします。